内臓疾患(肝・腎疾患機能低下 等)  

治療について

 

 人の末端の血行不良は色々な病気の根源となりやすく、また逆に脳疾患、内臓疾患、免疫疾患などの病気は、末端の血行不良を引き起こす原因ともなる。


 今は亡き刺絡治療の大家の工藤訓正先生(西洋医でもあり鍼の臨床家)は30~40年ほど前から末端の治療の重要性を説いて手先、足先、鼻、耳、舌・・・等、良く揉んでマッサージをする事を奨めていた。特に手足の先には井穴といって、人間にはとても大事なツボがあるので、ここの血液の折り返し地点で動きの悪くなった汚れた血液を取る事により新しい血液を呼び込むという井穴刺絡療法(鍼でツボを刺し血液を取り出す)を盛んに提唱されていた。


 近年、新潟大学の安保教授がガンや膠原病(リュウマチ等)、アレルギー(アトピー・喘息等)の免疫療法の代替治療として鍼刺激療法を訴えている。近頃、騒がれている自律神経免疫治療とはこの井穴治療がほとんどで、あとはその人その病気に合わせたツボをとり、治療を行う。さらに井穴治療は脳疾患における半身不随などにもかなり有効である。


 当院では金の鍼(免疫疾患には金治療は有効)と井穴治療を行い、又その結果を血液検査で白血球、炎症度の変化を見る。さらに必要な場合は灸頭鍼も行ない、漢方の古典的な経絡治療の脈診で選穴し、本治法を行い、その後標治法も加えて、その変化、経過を見ながら治療を行っている。ただこれらの病気も自律神経免疫療法一本で考えるのは危険で、その見極めが大切です。